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色気のある演奏

ちょっと音楽ネタから遠ざかっていたので、好きなドラマーのいるバンドの演奏の映像をいろいろなサイトで見ていました。「色気のある演奏」って何だろう、なんて考えたりしながら。

「色気のある演奏」というと私の中で真っ先に浮かぶのがThe Whoキース・ムーン。音の隙間を見つけて、そこに瞬発力のあるフィルインをぶち込むというのが彼の真骨頂なのであり、たまにリズムが乱れようともそれを逆に活かして叩きまくるというのが、誰も真似することのできないキースの魅力かな、と考えていたのですが…

ちょっと誤解していたかなと思うところがありました。The Whoの伝記映画「The Kids Are Alright」中のライブ版“Wont Get Fooled Again(無法の世界)”は名演です。ただこのライブってキース存命中の最後のライブ。キースの色気あるドラミングはこの映像で堪能できる。のですが、ドラムのテクニックに関しては、それよりも3~4年前の演奏の方が「この人、やっぱりドラムの天才なんだ」と感じることができるような気がします。もう鋭さが最晩年の演奏の比ではないというか、何というか。

あと「色気のある演奏」をするドラマーというと…Creamジンジャー・ベイカーですね。

キースに比べるとかなりのパワーヒッターですが、ジャズが基礎にあるジンジャーの場合、ルーズな演奏に聴こえて押さえるところはキッチリと押さえてタイトに叩いて、曲にメリハリを持たせているのがうまいなぁ、と。特に他のメンバーと果し合いのような長いアドリブの応酬になると、「色気」が際立っているように感じます。

イメージ的にはどうにか強引に主導権を持ってこようと演奏するベースのジャック・ブルースがいるけども、それをなだめるようにしたたかに軽くとんでも無い演奏を叩き出すような感じでしょうか。で、その上にエリック・クラプトンのギターが乗っかってCreamの一体どこに行くのか想像のつかない演奏ができているような気がしています。

ちなみに…。ジンジャーがパワーヒッターであるのは、彼のグイグイと他の音を牽引しているバスドラムにあると思っています。そのパワーの源というのが、実はジンジャーが少年時代に自転車競技をやっていたことに由来するらしいですね。その事実を知ったこと「も」ここのところ私が自転車にハマっている理由のひとつなのです。

何とな~くツーバスのルーツになっている二人のドラマーのお話を書いてみました。今日はこんなところで。

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