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食わず嫌い…という訳ではない

パンクは好きではないんですよねぇ…

会社で同僚と音楽の話をしていて,こんな話になった次第.3人で話していて「え,パンクとハードロックって違うんですか?」みたいな話からはじまり,1人を置いてきぼりにしながら「私はCreamの頃がクラプトンのギタリストとして絶頂期だと思いますよ」「でも僕はCream以降のクラプトンの方が好き」的に発展して.ゴメンM君,思いっきり飛ばしてしまって.だってHさんから「スティーヴィー・レイ・ボーン」なんて人名が出てくるとは思わなかったんだもん,つい興奮してしまって…と軽く言い訳.

私「パンクは苦手」とはいいつつ,パンクの連中から一目置かれているというか,むしろ敬意を持たれて接せられるThe WhoとかThe Kinksとか好きなんだよなぁ.それにどうにもキライなSex Pistolsにしても,演奏自体はハードでタイトだから押えておかなきゃいけないバンドって認識を持ってるし…

ぶっちゃけてしまうと奏法や技術は進歩しても,ロックの根底にあるものは一緒だろうし,基本的なロックの文法は,ロックンロールだろうがブリティッシュロックだろうがアメリカンロックだろうがハードロックだろうがヘヴィーメタルだろうかパンクだろうがオルタナティブロックだろうがブリットポップだろうが…疲れた…,は同じだと思うし,パンクの登場は歴史的背景からすると必然だし.

何でパンクがキライなのか考えてみたんですよ.結論としては,
 「反逆者であるべきパンクスが様式化されてるってどーよ」
えぇ私は古いタイプの人間ですよ.古い奴だとお思いでしょうが,今どきのパンクって別に思想とか大層なもんもってる連中は少なそう(に思える)ですもの.だってチェ・ゲバラがどんな人間か知らずに,かっこいいからってTシャツ着てるのは正直どうなのよ,と思いません?

逆から攻めると,The Whoはデビュー当時のイギリスの若者に溜まったフラストレーションをストレートに表現する「My Generation」からスタートして,音楽性を変化させながら「Tommy」「Live at Leeds」「Who's Next」「Quadrophenia」といったキラ星の如き名盤を世に送り出したから私は好きなわけでして.The Kinksの場合は「You Really Got Me」でロックにギターリフという概念を持ち込んでフラワームーブメントの真っ只中,臆することなく「The Kinks are the Village Green Preservation Society」のような古いイギリスの田舎暮らしへの賛歌を作ったりしたから偉大であって.こんな感じで,周囲から何を言われようともThe WhoやThe Kinksは,自分のやりたいことを貫いたからこそ,パンクから尊敬されているんですよねぇ.

単純な話「今のパンクは単なるファッションに過ぎず,熱くもなんともない,単に飼いならされているだけ」みたいだから好きじゃない,と言うことです.中島みゆきの「背広の下のロックンロール」みたいな考え方も好きなんですけどもね.

ということで今日はここまで.せっかくなのでYouTubeから動画を2本紹介しておきます.どちらもThe Kinksのロックオペラの1曲めです.1つめが以前もご紹介した「The Kinks are the Village Green Preservation Society」のタイトルトラック,2本めが「Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire)」から「Victoria」です.興味のある方はお楽しみください.

The Kinks/The Village Green Preservation Society
The Kinks/The Village Green Preservation Society

The Kinks/Victoria
The Kinks/Victoria

スタジオ版に比べて「The Village Green Preservation Society」遅せ~,「Vitoria」速え~.では~.

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