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エースにはエースの,アシストにはアシストの役割がある その2

去年の暮れにこんな記事(「エースにはエースの,アシストにはアシストの役割がある」)を書いた次第ですが…

で,ロードレース.ミーハーと言われようとも,好きなロードレーサーを挙げろと言われると,過去の選手ならマルコ・パンターニ,現役ならばファビアン・カンチェラーラですねぇ.全然タイプの違う二人ですが.パンターニはクライマー,カンチェラーラはタイムトライアルスペシャリストですね.男からみても男前な二人かと思います.

しかしこの春のクラシックはカンチェラーラ絶好調ですよね.歴史の長いロンド・ファン・フランデレンとクラシックの最高峰パリ~ルーベを連勝って凄くね,マジで.どちらもカンチェラーラらしい独走力を活かしたレース運びでの勝利.ゴール前ではエンジェルのお守りをカメラに向ける茶目っ気ぶりが素敵です.

CSやケーブルTVを導入していない私にとって,海外ロードレースの情報はいろいろなロードレース専門サイトや主催者・メディアによってYouTubeにアップされた英語やその他の言語の映像を見ることになります.何かね,海外競馬の動画を見るときもそうなんだけども,英語なら何とかなるのよね,実況を聞いていると.なぜこれが英会話の能力に反映されないのか,未だに自分でも謎なのですが…てか,事前にスタートリストや出走表を見てることが多いので何とかなっているだけですね,多分.

ここまで長い前振りを書いておいて…

昨年暮れの記事のときには「エース」と「アシスト」に付いて書きました.ちょっとだけその話を膨らましてみます.ロードレースと一口に言っても様々なレースがあります.クラシックや世界選手権のようなワンデーレース,何日かレースが行なわれその総合タイムを競うステージレース,でステージレースの最高峰ツール・ド・フランスに代表されるグランツール(あとの2つはジロ・デ・イタリアブエルタ・ア・エスパーニャ).ロードレースの面白いところは見た目個人競技のようで,実際はエースをレースに勝たせるために緻密な戦略を組み,アシストがそれを支援する,というところですね.「エースを勝利に導くためには,アシストはエースと同等もしくはそれ以上の能力が必要」なんてのも,レースを見ていると段々分かってきます.

じゃ「エース」はどのようにして決められるのか?ってことになりますが,コレがまた面白い問題です.簡単に書いてしまうとレーサーの特質によって決められることになります.レーサーの特性らしきものを簡単にまとめると「オールラウンダー」「クライマー」「スプリンター」「ルーラー」「タイムトライアルスペシャリスト」…ぱっと思いつくのでこのくらいでしょうか.詳細はWikipediaで確認してみてくださいな.

ステージレースのようにタイム差が付くのが山岳・タイムトライアル(TT)の場合だと総合優勝を狙えるエースに抜擢されるのは「オールラウンダー」「TTの遅れを山岳で補えるクライマー」「山岳の遅れをTTで補えるTTスペシャリスト」がエースにケースになることが多いかな.現役だとアルベルト・コンタドールランス・アームストリングが代表格.ステージレースの中でも平坦ステージだとそのステージの優勝を狙いに行くのはスプリンターであることが多いです.現役最強スプリンターというとマーク・キャヴェンディッシュかなぁ,オスカル・フレイレもいるけども,あ,あと忘れちゃいけないロビー・マキュアン.ルーラーやTTスペシャリストが大逃げを決めていると,独走や少人数スプリントで決着が付くこともあります.

ワンデーレースになると様相がガラっと変わります.何せ翌日のレースを考えなくて良いもんだから,レースの流れが激しいこと激しいこと.で,そのレースの特徴によってもエース候補は変わってきますね.モニュメント(クラシックでも特に格の高いレース)を例に出すと,スプリンターが活躍する機会が多いのは「ミラノ~サンレモ」,独走力が要求されるためルーラーやTTスペシャリストがエースになることが多い「ロンド・ファン・フランデレン」「パリ~ルーベ」,アップダウンが多かったり長い登り区間があるためクライマー・オールラウンダーがエースになることが多い「リエージュ~バストーニュ~リエージュ」「ジロ・ディ・ロンバルディア」.開催地や特性によっても,当然エースは変わってきます.世界選手権は…年によって開催場所が違うので一概には言えませんが,登りのこなせるスプリンターが勝利を収めていることが多いですかね.

いろいろと書いてきたのはどんなスポーツにも,あるいはどんな社会活動であっても「適材適所」が大切であります.そんな中でもロードレースの世界は,まさに社会の縮図という感じがします.状況に応じてエースとなるべき人は変わる.そしてあるときはエースで,あるときはアシスト.目指すものは「エースの勝利=チームの勝利」.劇団に参加してて役割分担の難しさを痛感しつつ,自分の好きなものに絡めて長文にしてみました.

ということで今日はここまでです.では~.
追記:あ~競馬のクラシックもはじまりましたねぇ.こちらも「ダービー馬」「オークス馬」を探さなきゃいかんなぁ…

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