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“Tubular Bells”

マイク・オールドフィールドの音楽との出会いは大学時代のことでした.

人形劇のサークル入ったばかりのころ,新人だった私たちの前で先輩がやった影絵劇,それが一番盛り上がるところで使われている女性ボーカルの曲が気になって気になって.調べてみるとそれはマイク・オールドフィールドの「To France」という曲で.というのがそもそもの出会い.

当時ギターが弾けるというただそれだけの理由で,人形劇・影絵劇の音響プランニングをしていたんだけど,大先輩であるW県のOさんからいろいろ教えられましたよ.音響に関することだけではなく,ロックやジャズ,ポップスとか…この経験があるから今でもiPodにロックの名曲を詰め込んでいるんだけどね.で,マイク・オールドフィールドですよ.

ポップな曲もあるしハードな感じの曲もあるしトラッドな曲もある,1曲60分もある大曲もある,ってことで音響で使いやすそうだなぁ,って思ったのが第一印象.でも音響のことを忘れて彼の曲を聴くと,恐ろしいまでに計算されつくした音作りがされているのがよく分かります.

マイク・オールドフィールドのデビューアルバムと言えば,そう「Tubular Bells」です.1枚のアルバムに2曲しかない大曲志向の強い作品ですね.詳細はWikipediaで読んでみてください.あ,一般的には映画「エクソシスト」のテーマ曲で使われたのでそっちの方が有名かな.別にホラーやスリラーな感じの曲でもないんですけどね「Tubular Bells」.それとこの「Tubular Bells」はヴァージン・レコードの第一弾のアルバムでもあります.

オリジナルの「Tubular Bells」が発売されたのが1973年.まだまだ録音技術が発展途上のこと.マルチプレイヤーであるマイク・オールドフィールドは何十回とオーバーダブをして曲を作って行ったそうな.聴くとわかるのですが,繊細な音が何層にも詰め込まれている,ちょっといやな言い方をすれば「神経質な」曲ではあります.今日はそんな「Tubular Bells」のライブ映像を3本ご紹介!

Mike Oldfield/Tubular Bells-Part1

Mike Oldfield/Tubular Bells-Part1

まずは1970年代にBBCで放送されたというライブ映像.もの凄い数のミュージシャンが参加していますが,要はこれだけの人がいないとスタジオ版に忠実な音が再現できないということでして.えーとYouTubeの仕様で3分割されていますので,続きの観たい人は探してください.

次に80年代のライブ映像から2本.

The Orchestral Tubular Bells (1/2)

The Orchestral Tubular Bells (1/2)

まずはミュンヘンで行なわれた「The Orchestral Tubular Bells」の映像.マイク・オールドフィールドもギターで参加していますね.音の状態が良くないのがつらいところかな.こちらは2分割されています.

Mike Oldfield/Tubular Bells part 1a

Mike Oldfield/Tubular Bells part 1a

モントルーで演奏された「Tubular Bells」です.80年代にはポップな曲も書いていたマイク・オールドフィールド,そのため編成がロックバンドっぽくなっており,70年代のオリジナルに近い演奏とは異なり,アレンジも大幅に変えマギー・ライリーのコーラスを導入し,と原曲とはかなり異なる作品に仕上がっています.こちらも2分割.

その後ヴァージン・レコード離脱後,1990年代に「Tubular BellsII」「Tubular BellsIII」,21世紀に入ってから「Tubular Bells 2003」と続編を作り続けており,その時代の機材や音楽に合わせてアレンジや曲の構成自体が変わって行っているのが面白いところ.そう考えると最後の映像の「Tubular Bells」は本当はマイク・オールドフィールドが1980年代にリリースしたかった「Tubular Bells1.5」とでも呼ぶべきものなのかなぁ,という気がします.

ということで今日はここまで~.

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