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何故自分がThe Whoを聴き続けているのか考えてみた

さんざんThe Whoのことブログのネタにしてきたわけだが,やっぱり自分が何故The Whoを聞き続けているのかを考えてみた.とりあえず有名すぎる動画だが,映画「The Kids Are Alright」の最後を飾る「Won't Get Fooled Again」のライブ映像を見て欲しい.

The Who/Won't Get Fooled Again

The Whoの音楽的な特徴と言えば,簡単に書いてしまうと通常のバンドのギターの役割とドラム・ベースの役割が入れ替わっているという点である.ピート・タウンゼントの高速カッティングは非常にリズミカルで,ジョン・エントウィッスルのベースはまるでギターを弾くように指板上を駆けずり回っている.そしてキース・ムーンのドラムは多分本人でも「二度と同じ叩き方はできない」であろうほど手数が多く歌の途中であろうとフィルインを叩きまくると.

で「Won't Get Fooled Again」が収録されている名盤“Who's Next”以降は特徴的なシンセサイザーのリフレインが加わってくる.多分これ,キースにとってはキツかったと思うのよね.なんかヘッドフォンから流れているきっちり一定リズムを刻むに合わせてドラムを演奏するのと音のスキマを縫うようにうねりながらドラムを叩くキースのスタイルはどう考えても調和しないのだ.しかし!ミラクルはある.事実,先ほど紹介した動画だとどう考えても調和しないハズのシンセサイザーのリフレインとキースのドラムがうま~い具合に絡み合っていて面白い効果をあげている.

さらに注意すべきなのはジョンのベースの音,意図的にリズムをずらしてみたり,フィードバック奏法(ハウリングの一種を利用した奏法,ギターで行なうコトの方が圧倒的に多い)を使っていたり中々興味深い.ただしピートがギターでフィードバックさせているところもあるので注意ね.しかもそのシーン,この映像では捉えられていないから.たしかどこかにこの演奏のジョンのパートだけを切り取った動画(もちろんベース音声のみ)があるので彼の凄さ(サンダーフィンガー!)を知りたければ探してみてください.

フーズ・ネクスト+7

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2006/10/25
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この一見滅茶苦茶なサウンドが音の壁になってて快感を感じるのがThe Whoの魅力かな~.音の壁の中にはピートの理性溢れる歌詞とそれをきっちりと伝道するロジャー・ダルトリーのボーカルが入っている訳で.こんなサウンドのバンド,ホント無いよ.だから私はThe Whoを聴き続けているんだと思う.そう考えるとキモとなるキースとジョンの欠けたThe Whoのサウンド的な魅力は正直なところ現在はほとんど無いんだけど,ピートとロジャーが老いながらも歌い続けてギターをかき鳴らし続けるというのが多分今のThe Whoの存在意義なんだろうなぁ,と思う.

キースが亡くなるまでのThe Whoの魅力は映画「The Kids Are Alright」に溢れているから興味のある方は是非一度観て堪能して欲しい.

キッズ・アー・オールライト [DVD]

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今日はこのへんで.では!

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