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受け入れる覚悟

あ,明日の夜は悪名高いSo-netのメンテナンスか….Webメール関連のメンテだからblogに関係はないだろうけども,その前に記事を1つ書いておこうかな.

ネットウォッチャーな方々はご存知かと思うが昨年のクリスマス前,とある芸人のサイトやブログが大炎上した.私はそれを傍から生暖かく眺めていたんだけど.その芸人の名前を書くこと自体が宣伝になるので書かないが,あまりのネタの下らなさに辟易した訳ですよ.

彼自信がYouTubeにアップしたネタは障害者をバカにするという「過激」をウリにした黒いものだったんですな.でもその過激さがものの見事に空回りして,下らなく面白くないだけなら兎も角,「これはシャレにならん」感じで気分が悪くなった訳ですわ.で,大炎上,彼のblogとサイトは閉鎖になったという次第.

で,3ヶ月ほど前外から見たらな~んの反省も無く復活したんですよ.一応彼なりに何故炎上したかを考えて,何が悪かったのかと悩んだろうとは思うんだけどね.でも,はっきり言って私から見りゃ何も変わって無かったんだわ.なんでこの芸人(といっても芸も無いのだが…)はこんなに面白くもない黒いだけのネタをしているのか,もう不思議なくらいで….

ちょっとだけ話を変えよう.演劇や映画,ときとしてお笑いのコントなどにはブラックなことをウリにしたり,障害者が登場する作品がある.メジャーなところで挙げると大人計画率いる松尾スズキなんかがいい例だな.彼の出世作「ファンキー!宇宙は見える所までしかない」なんか極めて危険なネタが速射砲のように繰り出されるし,障害者をネタに使ったギャグのシーンもあるし,どうかんがえても地上波・BSでは放送不可能な感じだわな(よく考えるとノーカットで放映したシアター・テレビジョンって今更ながら大英断だったよなぁ…).

でも私はそれを観たときに若干の嫌悪感というか罪悪感を感じたのは否定しないけど,素直に面白いと思ったんですよ.その罪悪感も「人からいろいろとしてもらえる障害者と人から何もしてもらえない不細工な男(舞台中の台詞を借りれば「恋愛障害者」)のどっちが幸せか」ということをはっきりと示したかったんだろうなぁ,と思うとやらにゃならんかった表現だったんだろう,と思ったし.

で,なんで松尾を例に出したか.実は件の面白くない芸人,懲りずに東京のサブカルチャーシーンで欠かすことのできない新宿某所で,過去にブログで炎上したことのある人達を集めてトークライブをやってたんだわ.これはニコニコ動画にアップされているので分かる人はそこを見てみて.そこで一緒にトークライブに出てる奴が「松尾スズキだって障害者をネタにしてるじゃん」なんて言ってたんだわ.

おい,ちょっと待てと.松尾の「ファンキー」はヤバイネタてんこ盛りだけど,モノすごく奥行きのある話だぞ.それを差し引いても障害者をネタにする理由も明確だと私的には思うし,少なくとも松尾は責任を持ってホンを書いてるし演出をしているのが分かる.それに何より松尾は「クレームが来てもキッチリと落とし前をつける」覚悟があったと思うんだよなぁ.加えて松尾には身内に障害のある方がいるため,障害者を描くことに抵抗は無かっただろうし,そのような環境だとむしろ障害者を描かない方が不自然とも言えるし.

なのにその芸人は「自分が面白くないのは分かっているから弱者(障害者)をネタにする」と言い切っているらしく….なら覚悟決めとかんかい!炎上しただけであっさり閉鎖,この段階で覚悟ができてないよな.で,ほとぼりが冷めたらこそっと復活かい!しかも反省まるでなし….…あのねぇ,芸人として必要なのは「過激さ」ではないの「面白さ」なの!致命的なことに彼のネタは全く面白くないし!その過激さにおいてもあのモンティ・パイソンの足元にも及ばないし(というかあの芸人とモンティ・パイソンを比較するのもおこがましい気もするが…).ちなみにモンティ・パイソンのネタは弱者だけではなく強者にまでを牙をむく.これってある意味平等だよなぁ,と私は思うのだがいかがなものかいな?

大概こういうネタはまとまりきらんのが私の悪いところなんだが.プロなら何をするにも覚悟がいるだろう的なことを書きたかったんだけどねぇ….自分自身に気合を入れるために書いてみた.と,中途半端に今日はこんなところで.

追記:
ちなみにそのトークライブの中でもうひとつ唖然としたことがあるんだけど….一応書いておくか.そのライブに出てた別の奴「テレビに出たいんなら,障害者ネタをボランティアで障害のある人の施設でやりゃいいんじゃない.テレビの取材が来るかもしれないし」.…アホか!もはやそれは「偽善ですらない」,…はぁ.

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