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それは正解の無い問題

うちの会社に入社した新入社員の研修にて….今,私が全国を飛び回って行なっているエーブルネット社のセミナーをVOCA体験つきでやったんだけんども.

正直な話をすると自分自身が特別支援学校の教員や療育園のセラピスト・指導員の皆さんを前にセミナーを行なうときも誤解を恐れずに書けば「100%の人に満足してもらえて,100%の人がセミナーを参考に今後の授業や療育を行なう」ことは考えていない.だって,AACの考え方が日本に入ってきてから10数年たったけど,未だに「コレが正しい」というものは見えていないし,多分これからも見えてこないだろう.

私はセミナーの中で「VOCAに入れるメッセージには正解はない.ただ,うまくメッセージを入れることでユーザーである子どもがより簡単により多くの経験を得ることができる」と思っている.セミナーではVOCAを使った事例を紹介しているけど,他にも障害のある子どもが参加する方法ってのはある.ただセミナーでは「VOCAは要は単なる道具.使いこなすとても素晴らしい結果を得ることもあるけれども,使いこなせないと単なる『音の出る機械』にしかならない」ということを必ず伝えるようにしている.

また事例紹介の中に「VOCAを使うことに固執しるぎると失敗することもある.いかに障害のある子どもが人とコミュニケーションする状況を作り出すのが大切」なんてことも言うようにしている.正味な話,VOCAを使うことは「手段」であって「目標」ではないことを知っていただいた上でVOCAを使いこなそうというテーマで話をしているというちょっとばかしまとめることが難しいことをセミナーの中で話しているわけだ.

しかし今日の研修では失敗したな….VOCAやAACというコトバの説明はしたけども,対象となる様々な疾患・障害についてはあまり深く説明しなかった(自閉症だけはうちの会社でも関わっている社員が多くないためちょっとした例え話で説明をしたけども).この説明じゃ「録音した音を再生するコミュニケーションをするための機器があるのねぇ」で止まっているような気がして….せめて「エーブルネット社のVOCAはコミュニケーションを行なうことも可能だが,むしろ『コミュニケーションを行なう機会や場面を作るための道具』として考えて欲しい」ということが伝わっていれば良いんだけどねぇ.

まぁうちの会社の話をするのもアレなんだが,明日が期末.今日研修を行なった連中は様々なところでVOCAに関することを聞かれるかと思う.そんなときに「あ,くろしまっていう詳しい人がいたよな」と思い出してもらえれば,ギリギリ合格点かな,つう気がする.

レイニーブルーな日に研修会があったのを原因にはしたくないけど,正直雨の日は頭痛はするし微熱はでるしで体調良くない日が多いのよね.そんな日でもセミナーや研修ができるってのは自分が回復している証拠なんだけどねぇ.そろそろいい加減頭の中にいる「黒い犬」の方に去っていただきたいことしきりです.明日は取説の作成か.セミナーは外向きに精神使うけど,取説やマニュアル作成は内向きに神経つかうからね.ぎりぎりの状態が続く時期だけど,「がんばる」一歩の手前で自重することを心掛けるかな.

今日はこんなところで.

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