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映画「インストール」観賞記

WOWOWで放映された片岡K監督・上戸彩主演の映画「インストール」のビデオを流しながら観た.片岡Kが演出したTVの作品で私がお気に入りなのは,1994年にフジテレビ系深夜にやっていた「文學ト云フ事」.文学作品を取り上げ,ドラマや映画のように文学作品の予告編をつくるという番組.緒川たまきが出てた会(どの会か思い出せんのだが…)が印象に残っておりましてね.あのトリビアの「うそつき」のスケッチを見ると少しだけこの番組を思い出したりすることもあり,という感じ.

一番お気に入りなのは1997年にテレビ朝日系深夜に放映したちょっと変わったドラマ「いとしの未来ちゃん」かな.ちょっと近未来にに実現するであろうファクターを使ったドラマ.最初にドラマの舞台の未来の姉妹が現れ「こんなものがあったんだって」と昔話形式ではじまり,最後は「そんなものなかった方がよかったでしょう」ってオチになるのな.すぐに思い出せるのは超々高層マンションの回と宇宙旅行の回かな,非常にシニカルな笑いを含んだ,黒くはないけどグレーなドラマだった印象がある.

この「インストール」,面白いと思ったのは「いとしの未来ちゃん」との視線の違いだな.なんかすごい不思議に感じた.不思議な映像感覚は単なる映像的・ストーリー的なトリックでありあまり大きな意味を感じることは出来なかった.ただ,観終わったときに感覚が「それならそれなりに生きていきゃあいいじゃん」というビミョーな感じに前に向きつつあるような感じで.シニカルな笑いは相変わらずだけど,作品自体から感じる色はなぁ白に限りなく近いグレーという感じで.

多分,片岡Kという人自体が「いとしの未来ちゃん」を作っている頃も「インストール」を製作した今でも現状や未来に対し,大きな期待も抱かず決して現状にも満足していないんだけども,その中で生きているときに感じたものをまとめて作品にしているんじゃないの,だから視点が微妙に変わったりするのでは,なんて感じた.私自身,あまり過去のことをあの頃は良かったなんて思いたくないし,でも決して現状には満足していない.安易に未来の自分が幸せだなんて考えてもいないのでこのような感想をもってしまうのではないかなぁ,とは思う.

例によって内容には触れない.理由はあるけど,まいいや.興味を持ったら観て欲しい.あ,あと一応この作品直接的な性描写はないけど,キワドめの台詞が多いためPG-12となっているのでご注意を.

こんな感じかな.

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