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2004年9月

TAKE THE A TRAIN ~「SWING GIRLS」雑感~

映画観に行かなぁ,芝居に行かなぁ,といいつつ映画1本,芝居2本という有様の2004年だったが,ホント久々,秋に来てようやく映画行きました.友人と行ったのは公開3週めの話題作「SWING GIRLS」.最近はキタの映画館に行くことが少なく高槻のシネコンでの鑑賞でございました.

この作品,フジテレビが製作に入ってるだけあってもの凄いプッシュがあるけど,ここんとこTVを観ることが少なくて「メディア方面」の先入観はなく観ることができ非常に有意義でございました.あっ!一回だけテレビ番組の宣伝みたわ…たしか,早朝の朝日放送の番組みたか….フジテレビ製作なのに朝日放送?…特に深い意味はございません.

では,本題.

いやぁ,良かった.例によって内容は書かんのですが,エンドロールで泣いたのは久々だったなぁ.矢口監督,メジャーデビュー作の「裸足のピクニック」からマイベストの「ひみつの花園」,OMSで観た「アドレナリンドライブ」,女の子に囲まれながら立ち見で観た「ウォーターボーイズ」と追いかけてきたけど,この作品が一番良かった!

あえて本作の売りとなっていて,かつ自分自身も大好きな設定である「高校生のビッグバンド」の部分をスルーして,どの辺りが気に入ったかを書いてみますね.自分の感動したポイントと,この作品の売りのところは多分おんなじなんだけど,もう既にいろいろなところで語り尽くされている感がありますしね.

1つめ.「裸足…」~「WB」に至る間にだんだん減ってきていた,矢口監督のいい意味での「バカバカしさ」がかな~り復活してたトコロ.松茸・スーパー・自転車の各シーンは良いね.松茸のシーンのあの選曲は好きですよ,そうか,あのシーンにサッチモですか….音楽の使い方,うまいよ.「先生死んだんか」の下りも笑えたな.あ,作品前半の主人公の暴走振りはある意味「ひみつ…」の主人公よりも強烈だったかも….

2つめ.ビッグバンドつーのがこの作品のキモなんだけど,ジャズじゃなくってロック好きにとって「ニヤリ」としたくなるシーンがいくつかあったこと.横断歩道の「これってジャズ」のところと屋上の演奏シーン.これは超有名な世界的ロックバンド(名前を出すのも憚られるな)のアルバムジャケットからの引用だよなぁ….たまらんですな.

3つめ.バイプレイヤーの充実ぶり.矢口監督作品の常連もいたし,演劇界からの起用が多いつうのは私的にはツボですね.ごく最近の舞台人もいるし,80年代の小劇場ブームを引っ張ってきた功労者も多数.あえて小日向氏を音楽の部分にからめない,というところにものすんごい贅沢さというかもったいなさを感じてしまうのは演劇マニアの性なのか….細かいところでガードを固めてるからメインキャストが輝いてるんだろうなぁ,多分.

…と,まぁこのようなところが「私的な面白さ」だったかな.あえて他の映画を出して例えると,「がんばっていきまっしょい」と「青春デンデケデケデケ」の良い部分を足して,そこに矢口テイストが加わったって感じでしょうか?巷で言われている「WB」の二番煎じとは思わなかった.むしろ拡大している感じを受けましたです.

こんなところなんですが,今日見た状況とは別の劇場(梅田では大劇場で拡大公開してるらしいし)で観たいな,なんてリピーターになるかも,そんな作品でした.

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