« 2002年2月 | トップページ | 2002年4月 »

2002年3月

三年一昔と申しまして…

三年一昔と申しまして,えぇ,私が小学生だったころは10年間も生きてなかったのに十年一昔と申しておりました訳でございますが.昨今の目まぐるしく変わる日常を生きてきますにつけ三年前に会社に入ったのが遠い過去の如く私の頭ん中をマッハ3.5くらいのスピードで流れていくのでございます.それを鑑みるにつけまして大学時代のことなんていまやはるか,ノスタルジィの世界でございます.そういえばこのサイト「BLACKLAND's DAYS」をスタートしたのも今を遡ること3年半も前のこととなってしまったのですね.

会社に入っていろんなこと勉強したつもりです.今でも勉強しています.でも夢の世界にはなかなか近づくことは出来ません.もっとも今の会社でその夢を実現できるのか?そう尋ねられると,答えは五分五分かな,そう思ったりもします.だから自分の馬鹿を晒すことも承知の上で,「秘密基地」を作って日々暗躍している訳ですが,如何せん自分自身のパワー不足とこの何をか言わんか分からん文体にて人が寄って来ないという有様でございます.そろそろ「パソコン用語辞典」,作り変える時期だなぁ….おっとパソコンの世界は三ヶ月一昔ですからね,まぁ,今度の更新はもうちょっと分かりやすいものに作り変えて,「秘密基地」の内容自体ももっとクダケタ感じに修正していくつもりなので興味ある方はどうぞお楽しみに!

例によって話がずれましたが,人は会社を辞めようと思う時期ってのがあるらしくってそれが「会社に入って3日後,3ヵ月後,3年後」らしいですね.会社の同期では確かに会社に入って3ヵ月後に一人辞めていきましたがそれ以降は何事も無かったかのようでしたが,やはり3年後,いろいろなことがあるようです.

正直私も今年の初めのころは真剣に辞めようかなぁ,悩んでおりました.ところが!1,2月のセミナーラッシュで頭が最高にテンパってたときに辞めるタイミングを失ってしまいました.って書くとホント誤解招くな,こりゃ.正確に書くと「辞めるということを考える余裕すら無かった」のでございました.今の気持ちですか?まぁ,すぐに辞めるという気は無いです.ぶっちゃけると自分の夢を実現させるための道は1本では無いのは重々承知しておりまして,今のマンマだと結構方向違いで物すごい遠回りしているのは分かっているんです.それに社長も含めて誰も会社で嫌いな人なんていないんだけど,無理をしてまで今の会社にしがみつくことは無いかなとは思ってるんですわ.

じゃ,なんで会社にいるのか,ってことになる訳ですが,まだまだ自分にとってやり残してることが多々あることとまだ勉強できるところが多く残っているところでありましょうか.ウチの会社の私のセクション,なんだかんだ言っても強者ぞろいですので,できる限りのことは勉強してからでも良いんじゃないかなと.勉強してると感じてるうちは辞めないと思います.きっと.ただ確実に自分自身にとってプラスになることが他にあるのなら,辞めることは厭わないです.

ハイ,はっきり言って.ちょっと会社の人が読むと引いてしまいそうな内容かもしれませんが,「道は一本じゃない」「遠回りできる年齢」「無理ができる年齢」「自分自身の生き方」「本当にやりたいこと」云々,はっきりしたら何かの答えは出ると思います.少なくともあと1年間は楽しくとも苦しくとも,たまに体調悪化させてもしがみつく気持ちではいますから.ただ来年度からはココロの中のナイフを隠すようなゲスなことはしませんから.あくまで直球主体のピッチングに切り替えますから.それで駄目なら…,みなまで言うことはありませんよね.

今,彼女はいません.だから結婚とかを考える必要もなくて非常に気楽です.もし彼女ができても多分結婚することは「しばらくは」無いでしょう.自分のやりたいことのためにはちょっと制約が増えてしまいますから.勿論それが分かっていて結婚の話が出るんなら別ですけどね.まぁ彼女も多分しばらくできる様子もないですし,逆に身が軽くて楽ではあります.恋する楽しさは知っていますがそれより今はやりたいことがいっぱいありますから.

とりあえず,社会人として3年間が経とうとしている日.その3年間を自嘲気味に振り返ってみました.ささ,「秘密基地」を拡充して夢に向かって一歩進みますかね….

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ソロ主義とアンサンブル主義

ロックバンドの演奏をCDで聞くわけですな,ライブのビデオを観るわけですな,演劇のビデオを観るわけですな,極たまに劇場に行って演劇やら映画やらを観るんですな,テレビドラマはリアルタイムじゃなくって半年くらい遅れてビデオを借りて一気に観るんですな…

あかん,酒飲んで文章書いてたら壊れたわ.前回のコラムに書きましたとおり「少年王者舘」のビデオを観ていてふと感じたことを書いてみますわ.は~っきり言って芝居の内容とはぜっんせん関係ございません.予め…

自分自身,下手の何とやらで演劇やらバンドやらをやってきたんですな.バンドちゅうとあれですな,ドラム.叩くんですな.“どんたどどた”ちゅう8ビートばっかの曲ばっかライブではやっておりました.が,練習では16ビートの曲もやったし,実際ライブでも変則16ビートっぽい叩き方をしたりしましてん.あと大阪に来てからは即興でパンクやジャズの真似事をやってみたりと.まードラムって面白い楽器やと思いますわ.好きなように曲をコントロールしたりできるしね.

でもライブじゃ無茶できんかったのよ.キース・ムーンみたいな変態奏法の真似事も出来なくはないんだけどリズムキープできなくなるし,それってドラムの意味ねーじゃん,てなことになるのですよ.ドラムやベースってのは実は結構シビアなもんでして「ギターやキーボードのミスは単なる担当者のミスだけど,ドラム・ベースのリズム隊が失敗するとバンド全体のミス」ってことになっちまうことが多いんです.だからライブ前なんかちょっと怖いんです.ドラム叩くのが.でもね,屋台骨を支えてるみたいでかっこいいじゃん.ギターがいなくても演奏は誤魔化せるけど,ドラムいないと単なるフォークになるぞ,ってなもんで.名バイプレイヤーの心境ってこんなところにあるのかな,なんて思ってみたりね.

だから私って基本的に裏方かバイプレイヤーの人間だと思うのよ.ホントは劇団「徳島」に入ったんだって「音響」をするためだったんだから,いやマジで.気がつきゃ翌年には舞台の上で役者やって何故かギターの弾語りして,その1ヶ月後には3人芝居ですわ.最後の年にはとうとう主役やってるし….こないだなんか音響のために徳島くんだりまで行ったハズなのに「ナレーション」やってるし.目立ちたがりの裏方さんってのも困りもんですな.我ながら.

バンドとか劇団とか「ユニット」ってものは不思議なもんで例え名プレイヤーばかりが揃ってもいいモノができるとは限らないというのが面白いよね.例えばチャーリー・ワッツとかリンゴ・スターってはっきり書いちゃうと決して上手いドラマーじゃないと思うのよ.コージー・パウエルも好きだけど上手いってタイプじゃないし.スタジオミュージシャンには彼らより数段「上手い」ドラマーってそれこそ腐るほどいるんですな.でもその人たちはあくまで裏方であってなかなか表舞台には出てこないよね.

どんなにドラムが上手かったって「The Rolling Stones」にはチャーリー・ワッツだし,「The Beatles」にはリンゴ・スターな訳ですよ.彼らが居ないとミラクルは起こり得ないんですよ.オジー・オズボーンに言わせるとこのあたりのことを「ケミストリー」っていうらしいけどね.WhoやLed Zeppelinのメンバーでさえ「あの4人だったから魔法のようなことが起こった」ってことだし.そういった不思議さが面白いのよ.

ちょっと違う切り口で文章書いてみるけど,舞台にしろバンドにしろ映像にしろ「ソロ主義」と「アンサンブル主義」ってあると思う訳よ.分かりやすいからバンドで例えるとDeep PerpleやCreamは典型的なソロ主義ね.各々がテクというかエゴというか剥き出しにして戦いを挑んでいるような音楽だからね.アンサンブル主義となるとBeatlesがそうなんだろうけど,渋いところを付いてみるとWishborn Ashとかね.とくにAshの場合,リッチー・ブラックモアやらジミー・ペイジ全盛の時期においてあえて「ツインリード」のギターのハーモニーを活かすという点が面白いと思うんだけどね.綺麗よ,Ashのギターサウンド,興味あれば「ARGUS」聴いてみ.当時の時代背景を考えると確かにちょっと変わったサウンドだから(今聴くと比較的王道ロックなのだが).

舞台にしても同様であくまでスターもしくは力のあるアクターが真ん中にいるタイプのものからアンサンブル重視のものからいろいろあるやん.ココから先はいずれ生きているうちにいつかは書くから省略…!

冷静に考えると自分ってアンサンブル型の舞台ってやったことないなぁ,なんてフト思ってみたりして.えーい!アクターかミュージシャンで復活してやる!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

おいてけぼりかん

どういうわけだかここんとこ休みの度にキタ方面に向かうことが多い.もちろんここが大東市ということもあり北新地駅を利用すると乗り換えなしで10数分で梅田のど真ん中である.のだが,実は「扇町ミュージアムスクエア(OMS)」にほぼ毎週通っているのである.さっき「2ちゃんねる」を見てたらOMSがこの12月で閉館するそうな.学生のときから何故だかその存在に惹かれ,3年間の大阪での生活の中での憩いの場であるOMSが無くなるちゅうのはなんだか寂しい限りである.大阪市内って何故だか思ってたよりも劇場(映画館や芝居小屋ね)が少なく,特にホンキで演劇を観ようと思うと実は尼崎やら伊丹やらに行った方がいい劇場があるという妙な空洞化現象が起こっているのだが,OMSの閉館もよりそれが進む方向に行っているような気がする.ドラマシティもあるケド,ちょっと雰囲気違うし… やっぱ懐かしの徳島CITYスタジオみたいなちっちゃいトコロでの劇が観たいぞ,なんて思っちゃうんだな,これが.

さて,なんでOMSに憩いを求めて行ったのか.言わずもがなである.芝居熱が,症候群が,そうまた表れたからなんだね.あそこのショップって小物充実してて結構男一人で中に入るのがこっぱずかしかったもんだが,3年も経つと慣れたもんである.何も恥ずかしがることなく入れてしまう(当たり前や!!).演劇関連のビデオもあるし,大好きなモンティパイソンのビデオもあるしぃ,何故だか演劇関連という訳ではないが,WHOのグッズなんかもあったりで非常に面白い.先日の会社の先輩の結婚式の前にはスティーヴ・ハウとニック・ロウが関連してたってことでマーク・ワーツ(←実はどんな奴だかよー知らん)の「ティーンエイジ・オペラ」ちゅうロックオペラを買ったところ,見事ヒット.フォークロックとクラシックっぽいオーケストレーション,何故か日本人のココロを捉えてしまう曲の流れが心地よい.家に帰ってから聴く定番のCDとなっている.(とは言いつつこの文章はWHOのライブ版聴きながら書いてるんだけどね)

で,もうひとつ買ったのが名古屋の劇団であるところの「少年王者舘」のビデオを買うためだったのよ.なんかテレビ見てると中村栄美子がサッカーゲームのCM出てますやん.そー言えば彼女,ボーイッシュなイメージが強くって高校生時代結構マニアックに好きな女優だったのよ.しばらくテレビ出ねーななんて思ってるとこの劇団にいたっちゅう劇団ですわ.一応BSでやってた「パウダア」が結構訳分からんのがお気に入りだったので,OMSにビデオあったなぁ,買っとこ,ついでにその翌年(2000年)にやったらしい「自由ノ人形」も買っちゃえってことで買いましたわさ.総額9,000円,冷静に考えるとスケジュールさえ合えば名古屋まで行ってみた方が安くつくんじゃねーか?とフト思ったりもしたが,できねーもん,まーしゃーない.毎年仕事で名古屋は行くんだけんどもね.ところで全く関係ないが「中村栄美子」のことをインターネット上で調べたところタメ年であることが判明…私の誕生日からわずか1週間後が彼女の誕生日である.高校生時分から知っている人が実は同い年だったってのもなんだかショック.

というわけで天野天街率いる「少年王者舘」であるが,ハッキリ言ってしまうと私にストーリーは理解できませ~ん.というかいろんなホームページでパッチを脳味噌に貼り付けてみたのであるが,やはり最後は意味不明… なんとなーく観てほー,はー,おー,と各シーンではっと気付かされるタイプの劇なもんだから断片的に脳髄に残るのだが,トータルで観るとストーリーは追いかけること出来てないんだよな.でも,暗転の度に目まぐるしく変わるシーンや何故だか憎めないダンス,えんえん繰り広げられるループ構造,絶妙な音楽の選曲センス,扱ってるテーマ・設定は古いのに使ってる技術は比較的新しめのもんを使ってる,なていう非常に感覚的な演劇で私は好きですぞ!しつこいがこんな感じなんで感想や劇評は書けんのだよ.すまん.

感覚的に書くことを許していただけるなら,故・相米慎二の映画をはじめて観た後のあの感覚があるから気に入ってるんだと思う.「台風クラブ」を観たとき「ションベンライダー」を観たとき「光る女」を観たとき,はっきりいってな~んも分からんかった.でもその「感覚的」な部分だけが映画の内容に引きずられるように空中に浮いているような感覚というか置いてけぼりを食ったような感覚というかそんな風にになってしまうのだ.「パウダア」や「自由ノ人形」を観たときに感じたのもそれ.感覚だけが取り残されてしまう.これがカ・イ・カ・ン(まー相米のネタもあるのでね(c)薬師丸ひろ子)に思うか,不快に思うかで評価が真っ二つと思うぞ.だから私は好きだが嫌いという人がいても否定はしないよ.

あそっか,「少年王者舘」って関西公演はOMSですることが多かったらしいからもし今年公演があれば多分OMSで最後の舞台なんだろうね.あー,さみし.まぁ,他のところでしてくれるんだろうけどね.そうそう「少年王者舘」ってあの「維新派」との関係が強いハズなんだけど,テレビで見た範囲では「維新派」受け付けないのよねぇ.一回まともに観た方がいいのかしらね.あと名古屋っていうと北村想率いる「プロジェクト・ナビ」があるが,こちらもビデオで見た範囲,戯曲を読んだ範囲,実際に舞台を観た範囲でお気に入りだったりする(実は北村氏と相米氏の関係も結構強いのであるが).そんなこんなで仕事に実が入ってないようでヤバイ,というか感覚が別のトコロに吹っ飛んでいるという感じだが,いろんな意味で元気は元気ですのでご安心あれ.ま,そんなところで!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2002年2月 | トップページ | 2002年4月 »