« 1980年代の1999年 | トップページ | 東四国楽麺計画 -East Shikoku Noodle Paradise Project- »

讃岐人の性(サガ)

先日,HEP FIVEにて「『文化麺類学入門』~『そば』か『うどん』か,どちらがエライ」,なるイベントがありそれに参加してきました.まぁ,「うどん vs.そば」みたいな話ではなく,世界各地にある麺類を文化人類的に考証したイベントでした.内容に関しては講師であった国立民族学博物館長の石毛直道先生の著書が詳しいらしいので,ここでは省略しますね.実はこのイベントの中で面白い発言があったですよ.だからコラムを書く訳ですよ!

このイベントにはもう一人講師の先生がいらっしゃいました.その方とは国立民族学博物館教授の小山修三先生.この方,実は観音寺の出身なんですね.で,イベントが始まった直後ある私の琴線に触れるやり取りがあったんです.石毛館長(そば派)が小山教授(うどん派)に言うんです.
「観音寺の人は観音寺のうどんが一番美味しいと信じている.よその地方に行くとうどんを食う.それはうどんが美味しいと思って食べに行くのではなく,そのうどんが不味いのを確かめて観音寺のうどんの美味しさを再確認するために行くのである.」

…これって,俺じゃん….

どうやら石毛館長は観音寺の人はお嫌いなようで観音寺のことをけちょんけちょんにけなしてました.司会のハイヒール・リンゴさんも気を使って,
「会場に観音寺の方,いらっしゃいませんよね?」
なんて言ってたけど,私がいました(ちなみにもう1人いたみたいです).石毛館長,敵を2人作っちゃいましたね:).

とはいうもののやはり石毛館長の発言は香川県人の悲しい性をえぐりとってますね.だって,今大阪でうまいうどん店探しやってるのってまさにそれだし,わざわざ北海道で「さぬきうどん」の店に入ったりしませんて.実際,香川から他県に出ていった奴に言わすとうどんが不味くて食えんわ,なんて言う奴も多々おります.本人は気付いてないことが多いかもしれないけど,きっとうどんは讃岐人のアイデンティティなんでしょうねぇ.

ここまで書くと私は「さぬきうどん至上主義者」みたいに思われるかもしれません.別にそんなことはないですよ.ただ小さいころから食ってるから馴染んでるだけです.もし他に美味しいうどんがあればそれだって紹介しますよ.今はそれが見つかってないだけです.

でも,さぬき風でもないうどんを「さぬきうどん」と名乗って店に出すことは問題じゃないかと思うのです.さぬきうどんとは何かって言い出すと長くなるからそれは置いといてですね,明らかに関西風のうどん(かつお出汁を良く吸ったやりこいうどん)を出してるのに,「さぬきうどん」を名乗ってる店ばっかなんだもん!まぁ,皆さまからきっとこうなる,と言われたとおりの展開になってしまいましたね.

関西風のうどんだってうまいところはうまいはずなんだからさ,「さぬきうどん」なんて看板つけないでさ,自信を持ってうどん出していって欲しいです.「さぬきうどん」を看板に出すなら「さぬき風」で!!お願いしますね.

|

« 1980年代の1999年 | トップページ | 東四国楽麺計画 -East Shikoku Noodle Paradise Project- »

うどん」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/99678/48046335

この記事へのトラックバック一覧です: 讃岐人の性(サガ):

« 1980年代の1999年 | トップページ | 東四国楽麺計画 -East Shikoku Noodle Paradise Project- »