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1999年3月

北の大地で「阿波踊り」を考えた

こないだ北海道に行った訳ですが,ある日夕飯をHさんいきつけの「J」に行ったとき,あるポスターを見つけたのでした.そのポスターとは「YOSAKOIソーラン祭り」のポスター.これをみたとき私はなぜか「阿波踊り」のことを考えたのでした.

「よさこい祭り」って元々は高知の祭りですよね.今でも8月にやってますわね.でも,最近全国的に有名なのは北海道の「YOSAKOIソーラン祭り」ですね.ここ4,5年のことなのにね.ここで,別に「高知が本家だから素晴らしい」なんてことを言いたい訳じゃないんです.なぜ本家高知より北海道の方が有名になっちゃったのかを考えたんですね,北海道で.実は阿波踊りにも同じような現象が起こっているんです.というのは関東の方では「徳島の阿波踊り」より「高円寺の阿波踊り」の方が有名らしい訳です(このあたり関東でリサーチしてないので良く分からないのですが,小説や雑誌等をみると結構そんな感じがしますね).

なぜ,阿波踊りにしてもよさこいにしても,本家より後発の祭りが有名になるのでしょうか.ま,単純に東京に近い(札幌は遠いですが,東京の人の立場だと感覚的に四国より近いと感じると思う)ということがあるんでしょうし,宣伝の仕方がうまいということもあるでしょう.でも,一番の原因は「間違った」伝統にあぐらをかいていたからじゃないかと思う訳です.

正直申しまして私,阿波踊りのルーツは良く分かりません.でも,魅力は分かります.人によって違うとは思いますが,私の考える阿波踊りの魅力とは「誰でも簡単に踊ることが出来る」と言うのが最も大きなものでありましょう.だから大学でも簡単に連(注:踊りのグループ)ができるし,街角やにわか連で初めての人でも踊りに参加できる訳ですね.

ところが私が徳島で感じた阿波踊りというものは有名連の踊り至上主義とでもいうものなのです.有名連の踊りって確かにすごいですよ.訓練された踊り子が,システマティックなフォーメーションで踊るのは観ててすごいですよ.それに観光客が喜ぶのも分かる.でもそれって1回観たら十分って気がしない?それに,そういう踊りって他にもあるよ.阿波踊りである必要性っていうのはないんじゃないの?

まぁ,有名連があんまり好きじゃないってのは他に理由があって,妙なプライドみたいなもんがあるからなんですけどね….学生連に対する態度ってひどいものがあるもの.確かに学生の踊りって酷いものが多いんだけど,演舞場の順番をちゃんと待って先に押さえてるのに,「あいつら学生だから後に回せ」とかよくそんなことが言えるなぁ!という気がします.自分たちがあんなに練習したんだから偉いんだ,みたいな勘違いがあるんじゃないの!なんで,最低限のこと(順番の割り込みは駄目でしょ)が守れんかなぁ….結局,阿波踊りってあのリズムに乗って手と足が前に出てればそれが阿波踊りでしょ!昔の踊りとかを映像で観るとそんなに洗練されてなくってね,これがほんとの伝統じゃないの!!

…失礼,思わず感情が吹き出てしまいました.
誰でもできるってところが,阿波踊りの魅力であるはず,こういうタイプの踊りって日本中探してもあんまりないんじゃないの.振り付けが決まってなくって,リズムの赴くままに体を動かすって,阿波踊りと沖縄の踊り(名前失念),あと郡上八幡の踊り(これまた名前失念)くらいでしょ.もっとこの部分を前面に出すべきだよな.演舞場の増設とかも必要なことは認めますけどね,もっと他にすべきことがあるでしょう,ということです.

幸いなことに,ここ2年間で状況は好転していることは感じます.街角での自然発生的な踊りの群も多く見掛けるようになったし,阿波踊り広場みたいなものもできてるしね.あとはもうちょっと誰もが踊れる「にわか連」の宣伝を大きくして欲しいなぁ.やっぱ阿波踊りって「踊らにゃそんそん」ですよ.

おまけ
私は踊るのも楽しいんですが,あのリズムを聴くと興奮します.誰かがいってたけどあれはドラムンベースとかアフリカンビートとか,そんな風に興奮できるような音楽ですよね.ちなみに最近有名連の方が「三味線が入ってないと良くない」みたいなことをおっしゃってますが,その点に関しては同感です.三味線入ってたほうが音に厚味が出ていいよね.ま,いろいろな事情で入れることが難しいことは分かりますがね.

とにかく皆さま!一度本場の阿波踊りを観て下さい,そして踊って下さい.そしたら「阿波踊り」の素晴らしさが分かりますよ!!

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のむ?かむ?

私つい先日論文発表が終了致しました.なんか今まで張りつめていたものというか,溜まっていたものというか,そういうものが爆発しまして香川へ行ってのうどんツアーを繰り返しております.発表の翌日に3軒(車が壊れた!オートマなのにエンジンが止まる!!交差点で死ぬかと思った!!!),その翌日に1軒,その2日後に5軒(+徳島の蕎麦屋1軒,さらに夜にうどん鑑定)!!はっきり行って馬鹿です….

そんな毎日を送ってるわけですが,うどんを食ってるときに気付いたことがあります.3回とも香川県外の人とうどんを食いに行ったんです.そしたら,私,他の人に比べて食べるのが異様に速いんです.普段その人と別のものを食うときはそんなに変わらないのにぃ….これ一体どーゆーこと?

まぁ答えは簡単で「うどんをほとんど噛まずに飲み込んでるから」なんだけど.私,自分では結構うどん噛んで食ってるような気がしてたんです.だって,結構歯ごたえとか楽しんで食べてるつもりだったから.ところが県外の人を食ったら早いんだよなぁ.ということで早速実験を行なってみました.「科学実験うどんスパゲティ」みたいだ(分かる人少ないんだろうなこのネタ).

  • 実験目的:香川県人とそれ以外の人とのうどんの食べ方を比較する.
  • 実験内容:一度にうどんを食べるときの本数,咀嚼回数を測定する.
  • 被検者:香川県人KY(24歳男),大阪人YY(30歳男)
  • 実験場所:香川県飯山町N
  • 測定結果:香川県人 3本 3回 大阪人 3本 8回

アバウトだけど,こんなところでしょうかね.私自身3回って結構噛んでたような気がするんですが,県外の人と比較するとやはり少ないのね.そら食べるの速いわけだ.それに大阪人YYさん,勢いよく吸うって感じじゃなかったなかったですし.さらに「コシがある」と「固い」を同一視している,ってところがありましたねぇ.微妙に違いますからね,「コシ」と「固さ」の意味するところは.

噛んでコシとねばりを楽しんで,喉で伸びを楽しむ.見た目でつやも楽しめるぞ.ま,こんな偉そうに書きながらも,私はうまいうどんが食えればそれだけで満足なだけなんですがね.

さて,あなたはうどんを噛んで楽しむ?それとも飲んで楽しむ?

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